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川のせせらぎや暖炉のゆらめく炎。ふと立ち止まり、それらに聞き入ったり見つめたりしてしまったことはないだろうか。

一定なようで不規則性のあるこれらの現象は「1/fゆらぎ」と呼ばれている。人間の心拍や脳の周波数にもこのゆらぎがあり、それらと共鳴することで心地よさを感じる。

特に人が触れる最初の水である羊水は胎児を優しく包み込む。母胎は母親の鼓動と心地よいゆれを感じるまさに1/fゆらぎに満たされた空間。本作は柔らかいフォルムと風にゆれる水面を思わせる反射光で、まるで母胎にいるかのようなやすらぎを感じてもらえるよう制作した。

Aqua Ⅲ

もうすぐ、もうすぐ。

川のせせらぎや暖炉のゆらめく炎。ふと立ち止まり、それらに聞き入ったり見つめたりしてしまったことはないだろうか。

一定なようで不規則性のあるこれらの現象は「1/fゆらぎ」と呼ばれている。人間の心拍や脳の周波数にもこのゆらぎがあり、それらと共鳴することで心地よさを感じる。

特に人が触れる最初の水である羊水は胎児を優しく包み込む。母胎は母親の鼓動と心地よいゆれを感じるまさに1/fゆらぎに満たされた空間。本作は柔らかいフォルムと風にゆれる水面を思わせる反射光で、まるで母胎にいるかのようなやすらぎを感じてもらえるよう制作した。

Aqua Ⅳ

これから、はじまる。

尾形光琳の燕子花図屏風から着想を得て制作した作品。数本の燕子花を異なる組み合わせで画面に配置し、統一感と抑揚をもたらしました。 花の固有色である青紫に鮮やかなピンクを加えることで和でありながらモダンな雰囲気に仕上げました。

まるで燕子花の群生に囲まれているかのような空間で静かな時間をお過ごしください。

春夏秋冬の花をテーマにしたグランカスタマ歌舞伎町店内の壁画。
4F~5Fの踊り場部分にある壁画は『初夏』をイメージして装飾しました。

椿は花の少ない冬に艶やかに咲くため、茶花として大切にされてきました。また椿油に代表されるように日本人の生活には馴染みの深い植物でもあります。

雪が降り積もった銀世界に椿が花を咲かせる様をイメージし、葉っぱはあえて無彩色にして椿の赤を際立たせました。シンプルでありながらレトロな情緒が漂う作品に仕上げました。

春夏秋冬の花をテーマにしたグランカスタマ歌舞伎町店内の壁画。
3F~4Fの踊り場部分にある壁画は『春』をイメージして装飾しました。

俵屋宗達の風神雷神図屏風から着想を得て、左右に大きく対となるような菊の大輪を描きました。正面に向かって幾重にも重なる花びらを開く菊は、その大きさや色彩で見る人に強烈なインパクトを与えます。花びら一枚の細やかな表情を筆とペンで丁寧に描き上げ、密度の高い 作品に仕上げました。

ほかのどの階よりも派手さと繊細さを両立した作品となっています。

春夏秋冬の花をテーマにしたグランカスタマ歌舞伎町店内の壁画。
2F~3Fの踊り場部分にある壁画は『秋』をイメージして装飾しました。

蓮の花は、夏の静かな早朝に幾重にも重なった花弁を開きます。澄みきった水よりも、むしろ濁った泥の中から大きな花を咲かせると言われている蓮は見るものに清らかさと神聖さを感じさせます。

大きな葉の群生から、空に向かってにスッと伸びる清々しい蓮の花たちを白を基調に描きました。

春夏秋冬の花をテーマにしたグランカスタマ歌舞伎町店内の壁画。
1F~2Fの踊り場部分にある壁画は『夏』をイメージして装飾しました。

春の訪れを一番に告げてくれる梅は古来より縁起の良い花として日本人に愛されてきました。優美な香りを放ちながら、梅は丸みのある愛らしい花を咲かせます。
まるで艶やかに咲き乱れる梅園のように、踊り場全面を梅で取り囲みました。

赤と黄が織りなす生命力溢れる空間にぜひ没入して見てください。

春夏秋冬の花をテーマにしたグランカスタマ歌舞伎町店内の壁画。
B1~1Fの踊り場部分にある壁画は『春』をイメージして装飾しました。

東京といえば思い浮かべる都市の一つに新宿があげられるのではないでしょうか。

丸の内や銀座とは全く異なる新宿の独特な街の雰囲気は、「土地」というよりそこに集う「人」によって形成されていると強く感じます。人種のるつぼのようなバラエティ色豊かな活気に満ち溢れる新宿の街を、超高層ビル・新宿パークタワーを望む風景をもとに描きました。

新宿のビル群の写真をカッターで切り抜いた型紙の上から、スポンジなどで着色し型紙を剥がすと綺麗にビル群が画面に現れるというステンシルの技法を用いて都会のドライな表情を生み出しました。また、色味も鮮やかな色からグレイッシュなものまで幅広く使用し、さまざまな人や文化が入り混じる新宿の街を表現しました。

Buildシリーズは再開発が進むカスタマカフェ 八重洲店周辺の風景を様々な角度から切り取り一枚の画面に再構成して描くことで絶えず開発、拡大して文化の中心地であり続ける東京の街並みを表現した。

日本橋周辺を行き交う人々は忙しなさというより、どこかゆとりを感じさせる雰囲気が漂う。スーツやブラウスに身を包んだビジネスマンたちが行き交う日本橋周辺の風景を直線で構成した画面に配置しクールに描いた。

Buildシリーズは再開発が進むカスタマカフェ 八重洲店周辺の風景を様々な角度から切り取り一枚の画面に再構成して描くことで絶えず開発、拡大して文化の中心地であり続ける東京の街並みを表現した。

日比谷駅近くの晴海通りから、東京駅の御幸通りを結ぶ丸の内のメインストリート「丸の内仲通り」。有名ブランドの路面店から雰囲気の良いレストランやカフェが軒を連ねているこの通りは東京の持つ都会的で華やかな空気感を存分に味合わせてくれる。ショーウィンドウの格子と街の直線で構成し、東京のトレンドを牽引してきた丸の内周辺のきらびやかな風景をロマンティックな色調で描いた。

Buildシリーズは再開発が進むカスタマカフェ 八重洲店周辺の風景を様々な角度から切り取り一枚の画面に再構成して描くことで絶えず開発、拡大して文化の中心地であり続ける東京の街並みを表現した。

火事と喧嘩は江戸の華と言われたように、江戸の町は常に火災に見舞われてきた。しかし焼かれても焼かれても人々は町を再建し、より大きくより豊かに発展させてきた。そしてコロナウイルスという災いが世界中を覆っている現在、カスタマカフェ 八重洲店周辺では複合施設「東京ミッドタウン八重洲」を始めとした再開発事業が進められ、東京はさらなる変貌を遂げようとしている。災いのたびに力強く拡大しきた東京の街並みを鮮やかな色彩と直線的な表現で描いた。

世界一のタワーを目指して東京スカイツリーを建設する上で、日本人にとって馴染み深く、東京・埼玉・神奈川の一部を含む大規模な地域を指す 「634=むさし」という数字が採用されました。

ペン先を壁面の凹凸に軽く当てながら描くことで、積み上げられた石の質感を表現しました。

古びた石造りの門の先には美しくそびえ立つ東京スカイツリーが出現します。そしてスカイツリーの頂上付近ではあの歴史的な戦いが繰り広げられようとしていますー。

石造りの門をくぐって、まるで過去から現在にタイムスリップするかのような作品に仕上げました。