カスタマカフェ赤羽店

Installation Shop

本作品は実際に赤羽の街を取材し、そこで出会った人々の営みをノスタルジックなタッチと鮮やかな色彩で描き上げた。
千円でべろべろに酔える商店街、通称センベロは多くの若者やサラリーマンたちでいつも賑わっている。提灯が灯る店先からは楽しそうな話し声と香ばしい匂いが漂う。ビニールで覆われた店の入口付近で、こたつに足を突っ込みながら冷えたビールを片手に顔を赤くする。皆ここで語らい、明日への気力を蓄えているのだろう。

本作品は実際に赤羽の街を取材し、そこで出会った人々の営みをノスタルジックなタッチと鮮やかな色彩で描き上げた。
安価で美味しいお酒と食事が楽しめる『せんべろ商店街』。夜の街のイメージが強いが、実は昼間の赤羽は夜とはまた違った賑わいを見せる。
赤羽駅から程近いスズラン商店街にはお年寄りや主婦が多く行き交い、昔ながらの青果店や魚屋で店員とお客が楽しそうに会話している。商店街の両端には自転車がずらりと並び、この周辺を生活圏とする人々で絶えず賑わっている。
また、年に一度開催される『赤羽馬鹿祭り』では地元の人々らで神輿を担ぎ、盛大なパレードが執り行われる。地元の人々の素朴な繋がりがこの街にからは感じられる。