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横濱開港之圖(安政-大正Ⅱ)

西洋建築が並ぶ居留地は人々の興味を誘う異国情緒な街並みへと変身していきました。また日本人の中にも結髪の技術を応用したバーバー屋や写真屋を営む者も現れ、西洋の文化が徐々に日本に広がり始めました。西洋の技術を日本で扱うには当時大変な苦労があったようですが、伝統や慣習にこだわらない国際的な者たちが成功を収めていったようです。

また外国貿易の発展によって急増した物資を一時的に保管する施設として横浜赤レンガ倉庫の2号館が1911年(明治44年)に、1号館が1913年(大正2年)に竣工されました。当時最先端の設備が整った赤レンガ倉庫は物流の拠点として活躍しました。

日本に根づき始めた外国人たちと、目新しい西洋の文化に驚き、興味津々な日本人たちを楽しげな雰囲気で彩り豊かに描きました。