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横濱開港之圖(華族)

男性用の洋服は明治初期に官僚の制服が洋装になったことで、その後、民間にも徐々に普及していきます。
それから少し遅れた1883年(明治16年)ごろ、女性も洋服を着るようになりました。きっかけは明治政府が不平等条約の改正にむけて日本も文明国であることを諸外国にアピールするため夜会や祝宴、貴婦人慈善会などを開いたことに始まります。きらびやかな西洋風のパーティー会場に着物姿は不自然なので、女性達はウエストをコルセットでしめつけフレアースカートをまとう西欧風のファッションを取り入れました。

日本人の洋服の始まりを華族の親子をモデルに華やかに描きました。